金曜日、国立劇場の「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」に行く。

簡単な解説の後、演目は「義経千本桜」から「渡海屋の段」「大物浦の段」。壇ノ浦で死んだはずの知盛が、実は廻船問屋の主となって世を忍び、義経に復讐しようとする。

あらすじを読んで、荒唐無稽なエンターテイメントかと思っていたら、意外に静かで悲しく、「ああ、これも平家物語だ」と納得した。