これで一区切りと勇んで病院へ。いつもの通りレントゲンのあと診察室へ。

予定の抜糸。医師と雑談しながら。だったのに、3つの傷のうち最後の傷で突然激痛。隣の診察室まで筒抜けになるような大声で絶叫。脳貧血起した。

例年の指導者養成に行って、ウォーミングアップ3週目くらいで転倒。右手をついてしまって見事に骨折。

救急車、麻酔なしの徒手整復、ギプス、入院、手術。痛みで起きる夜。美容室のシャンプー、夫に書いてもらった眉、小さく切ってもらってフォークで食べるランチ。

不自由だけど世の中を違う角度でみることも少しできた

研究者が「何とかして源氏物語を面白いと思ってもらおう」と思って書いたと思われる本。

源氏が当時の人々にとって大変リアリティのある物語だったことを話題の中心に、たくさんの平安人や平安文学に言及しながら短いエッセイがつづられる。文章を軽いめにしようとしてぎこちない。

中宮定子に少々入れ込み、やや感情的になっているところが行間から伝わるのが面白い。桐壺更衣のモデルは彼女なのだそうだ。

ふるさと納税をお得な通信販売みたいにしているのが嫌いで、今までやってこなかったけど、実家の地元は、寄付したい学校も指定できたので、出身中学に少し寄付。

昨日、地元教育委員会からメールが来て、「中学からお礼のメールと、生徒会からお礼の手紙を送りたいとの申し出があった」とのこと。少しのお金だけど、サッカーボールになるのか、図書館の本になるのか、うれしいと思ってくれたことが大変うれしい。

ハナノヒで行く花屋と同じビルの中華屋。ランチが酢豚だと必ず注文。

ふわふわの衣のついた豚肉とパリパリの野菜が甘酢に絡まる。「ご飯は小ライスにしよう」と思うのに、いつも言い忘れて、しかも全部食べてしまう。

テレワークで週に3回しか出勤しないのに、そのうち1回は野らぼーでうどんを食べる。

いつもは釜揚げ。お腹がすいているときはカレーうどんか天ざる。もちもちの麺が心地いい。天ぷらが揚げたてだったら、さらに良い日。

庭のリンゴは気が付いたら芯だけ芝生に落ちていて、今日ははっさくを半分に切って枝につけてみた。

すぐにヒヨドリが1羽来て、一日中実をつつく。しまいには顔を半分うずめてほじくっていた。

遠くでメジロがのぞいていた。

ベランダにはっさくの皮を干していたら鳥の糞まみれになっていたので、メジロくらい来てくれるかもしれないと思って、リンゴときんかんを木の枝につけてみる。

今日は一日外を気にしていた。

井上靖の短編集。信長が若かったころから千利休が切腹するまでの30年間を11編でつなぐ。

11編の主人公11人は敵になり、味方になり、家族になりながら1冊を紡ぐ。1つの短編にはまってあっという間に読み終わり、次の短編に行くとさっきの主人公が敵になっている。でも、また今の主人公に引き込まれる。

11編すべて1950年代に書かれているが、文章が全然古びていない。切れば水の滴るリンゴのようにぱきっとした読み心地だった。

昨日は事務所でちょっとうっかりなことをして、それをくよくよしながら帰宅したら、夫の職場で感染者発生のニュース。「いざというときのフローチャート」を見ながら、あっちこっちにメールやら電話して、今日は自宅待機。

それでもなんだか落ち着かず、散歩してたら犬のうんちを踏むし、かごの模様は何度編みなおしても変。自分の職場から言われることと夫の職場の温度差が違うことにオロオロして空回りの一日が終わる。

明日は何とか出勤。